ロードバイクのメンテナンス

ハブが全く回転しないジャンク中古ホイールを復活させる

中古で激安のホイールを買ったところ、ハブが全く回転しないことが判明したので、分解&洗浄して復活させてみました。

公開日: 2021.1.3

中古激安でゲットしたFULCRUM RACING 7

先日、WH-R501のリアホイールを1,000円でゲットしたので、調子に乗ってフロントホイールもゲットしてしまいました。買ったのは、FULCRUMのRACING 7。

FULCRUMのホイールの中でも最下位グレードのホイールですが、訳あり品が800円ほど、送料込みで2,100円くらいだったので激安です。

早速タイヤを取り付けてみて青ざめた

早速、こちらも先日買ったPanaracerのロードバイク用タイヤを履かせて、フロントフォークに取り付けて回転させてみたところ、、、

ギィー、、、、ギィーーー

嫌な音がします。ホイールも10cmくらいしか動きません。

ホイールだけで回転させてた時はスムーズだったのに、なぜだ。。。クリックをキツく締め付けすぎた?クイックリリースが専用のものじゃないとだめ?と、色々と試しましたが、結局クイックを締めると同じ状態に。

これは訳ありとは言え、買ってはいけない奴を買ってしまったのかと青ざめました。

ネットでハブの修理方法を探すと・・・

回転しないということは、問題は確実にハブなのでFULCRUMのRACING 7のマニュアルを探すも、買ったのは2011年頃のかなり古いホイールだったのでマニュアルが見つからず。こりゃゴミを買ってしまったと半泣きになっていたところ、下記のサイトを発見!

フルクラム レーシング7 フロントハブメンテナンス

まさにこのホイール、しかもフロント!

ということで、この記事に沿ってハブを洗浄することにしました。

全く回転しない中古ホイールのハブの状態

一般的なホイールのハブはアーレンキーで外せるようですが、この時期のFULCRUM RACINGシリーズはCクリップという特殊なリングで止められています。外すにはサークリッププライヤーという工具が必要なようですが、FULCRUM RACINGのCクリップはかなり小さいので2,000円くらいの専用工具が必要です。

2,000円のホイールに2,000円の工具じゃ割に合わないので、マイナスドライバーで無理やりこじ開けました。言葉にすると簡単ですが、二人掛かりで10分以上かかりました。。。

ハブのベアリング部分には蓋が付いていました。この時点ですでにかなり汚いですね。

この蓋を外すと、、、

グリスに砂が混じって泥状態になっています。先ほどのサイトのハブと全く違いますね。モコっとしているところがベアリングのボールで、試しにマイナスドライバーで押してみても全く動きません。これがギィギィ音の原因で間違いなさそうです。

ティッシュで拭き取ったくらいでは全く取れないので、大量の綿棒で泥まみれのグリスを掻き出します。

ようやくベアリングのボールが見えてきました。ここまで綿棒は軽く10本は使っています。まだ、ベアリングは回転しないので、ボールの下のところに相当泥が溜まっていそうです。

地道な作業を進めること5分、、、

綿棒を20本くらい使ってここまで綺麗にして、ようやくベアリングが少し回転するようになりました。それでも回転する際にゴリ感が相当あります。綺麗にできたのは表面だけで、ベアリングの下のところに泥化したグリスがまだいるようです。

分解してシールドベアリングを取り出せれば良いのですが、取り外し方法がわからなかったので、このまま裏側を洗浄します。

本来は回転部分へのパーツクリーナーはご法度ですが、今回はグリスを溶かしたいのでパーツクリーナーをガッツリ吹きかけます。

パーツクリーナーを吹きかけると反対側のベアリング部分から茶色い液体が漏れてきました。これは相当ですね。この液体が透明になるまで洗浄していきます。

すると、、、

めっちゃ回転するようになりました!ここまでスムーズに回転すれば問題ないでしょう。

グリスを注入して元に戻します。

本来はベアリング専用のグリスを塗るべきですが、持っていなかったのでMORGAN BLUE カルシウムグリスで代用しました。ちょう度が少し高めですが、無いよりかは良いということで。

ベアリングの裏側までグリスを圧入する必要があるので、綿棒でグリスを押し付けつつ多めに盛ってフタを閉めます。

同じ作業を反対側もやります。ちなみに、反対側のベアリングも同じような状況でした。これでは回転しないのも仕方ありません。

スムーズに回転するようになったホイール

両面でかかった時間はトータルで3時間ほどでしょうか。かなりかかってしまいましたが、両側を徹底的に洗浄した結果、クイックリリースでキツく締めてもホイールが普通に回転するようになりました。異音もほぼありません。

計測してみたところ、強めに回転させて完全に止まるまで85秒。リアのWH-R501が70秒くらいだったので、許容範囲内でしょう。


ハブが全く回転しない中古ホイールを復活させてみました。

作業時間で考えたら、もっと状態の良いホイールを買ったほうが安上がりだったかもしれませんが、ハブの洗浄を実践しつつ、ハブの構造を理解できたので勉強代としては十分だと思いました。

同じように、泥などでハブが回転しなくなったホイールをお持ちの方は、分解&洗浄を試してみてください。