ロードバイクのアップグレード

シマノ・SRAMのシフター引き量まとめ

コンポのアップグレードを検討していて、シマノのシフター引き量が気になったので調べてみました。互換性があると言われているSRAMとも比較してみます。

公開日: 2021.1.6

シマノのシフターとリアディレイラーの引き量

まずは、シマノのシフターのリアディレイラーの引き量を見てみましょう。

シフター1速あたりの引き量(mm)シフトレシオ合計引き量(mm)
シマノ 7速2.91.717.4
シマノ 8速2.81.719.6
シマノ 9速2.51.720.0
シマノ 10速2.31.720.7
シマノ 10速(4700系)2.83.9525.2
シマノ 11速2.71.427.0

シフトレシオは、プーリーケージがスプロケットを移動する距離をケーブルの引き量で割ったものだそうです。

7〜10速の引き量の違い

こうして見てみると、筆者が以前テストした7速シフターで8速リアディレイラーが使えたのは、7速シフターの最大引き量がRD-2400の最大引き量よりも短かったからと推測できます。

また、以前見たブログの「RD-2400が10速でも使えた」というのは、RD-2400の最適化された合計引き量が19.6mmで、10速リアディレイラーは20.7mmと、差が1.1mm程度だったからということなのかもしれません。

そうしてみると、合計引き量が20mm近辺の8速から10速ディレイラーは「どれでも使えた」というのは納得できます。また、同じ10速でもティアグラ4700系が、4600系・5700系・6700系などと互換性がないのもうなづけます。

7〜10速と11速の引き量の違い

7〜10速と11速では合計引き量がかなり違うため、8速から10速ディレイラーは11速では使えないと想定できます。

また、10速シフターで11速ディレイラーがうまく変速できないというのもよく見かけますが、これはシフトレシオの問題か11速ディレイラーの方が合計引き量が多いためでしょう。

SRAMのシフターとリアディレイラーの引き量

続いて、シマノとの互換性が高いと言われているSRAM。

シフター1速あたりの引き量(mm)シフトレシオ合計引き量(mm)
SRAM (2:1) 7速2.91.717.4
SRAM (2:1) 8速2.81.719.6
SRAM (2:1) 9速2.51.720.0
SRAM (1:1) 10速3.11.327.9

数字が7〜9速についてはシマノと全く同じですね。10速については、7〜9速ともシマノの10速とも全く異なることがわかります。

シマノとSRAMの互換

二つの表を合算して互換性をみてみます。

シフター1速あたりの引き量(mm)シフトレシオ合計引き量(mm)
シマノ 7速2.91.717.4
SRAM (2:1) 7速2.91.717.4
シマノ 8速2.81.719.6
SRAM (2:1) 8速2.81.719.6
シマノ 9速2.51.720.0
SRAM (2:1) 9速2.51.720.0
シマノ 10速2.31.720.7
シマノ 10速(4700系)2.83.9525.2
SRAM (1:1) 10速3.11.327.9
シマノ 11速2.71.427.0

SRAMとシマノのシフター・リアディレイラーの互換性

互換表を見る限り、SRAMの7・8・9速シフター(2:1)はシマノの7・8・9速リアディレイラーを引けるようですが、10速を境目に変わっていきます。10速以上は、両者の引き量とシフトレシオが異なるため、引けない(引き量が足りなくなる)可能性が高くなります。

ただし、シマノの11速とSRAMの10速は合計引き量の差が0.9mmなので、SRAMの10速でシマノの11速シフターが使えるもしれません。


シマノ・SRAMのシフター引き量まとめをみてきました。

ここまで違いがあるのであれば、公式の互換パーツ同士で使わなくてはいけない理由もよくわかりますね。

データ参考元:

Bicycles/Maintenance and Repair/Gear-changing Dimensions