シマノMTB12速コンポを「9〜11速・シマノフリーMTBホイール」で動かす方法
「マイクロスプライン縛り」なシマノのMTB 12速コンポを、従来のMTB用9〜11速フリー・ホイールで組んでみたので、実際使ったパーツ構成をまとめました。
公開日: 2024.3.17
動機
シマノのMTB 12速コンポでMTBを組みたい!と思ったんですが、スプロケとホイールをマイクロスプラインにするとかなりの出費になるため、なんとか手持ちのシマノ・フリーハブのホイールを使えないかと思って画策していました。
いろいろ調べていると、SRAMの12速スプロケットは、XDドライバー用と従来のシマノ・フリー用の2種類があることが判明。
そこで、SRAMのシマノ・フリー向け12速スプロケットを使ってMTB 12速を組んでみました。
当然ですが、シマノの公式非互換の組み合わせですので、同じことをされる場合はあくまで自己責任でお願いします。
使ったパーツ構成
今回使ったパーツ構成です。
- シフター: シマノ SL-M7100-IR
- クランク: シマノ FC-M7130
- リアディレイラー: シマノ RD-M6100
- スプロケット: SRAM PG-1230
- ハブ シマノ シマノ FH-MT400-B
- チェーン: SRAM NX Eagle Chain
チェーンとスプロケット以外はシマノという形です。
マイクロスプライン縛りをSRAM 12速カセットで回避
まず、使うスプロケットをSRAM PG-1230にすることで、シマノ・フリーのホイールで12速スプロケットを使うことができます。
PG-1230 Eagle™ Cassette | SRAM JAPAN
歯数構成は11-50Tです。
将来的に、SRAMのGX Eagle AXSアップグレードキットを使って、無線12速化をしたいという狙いもあります。
スプロケがSRAMになるので、シマノの互換外にはなりますが、チェーンとスプロケットは比較的互換性のハードルが低いとされているので希望があります。
ちなみにチェーンがNX Eagleなのは、SRAMのスプロケにはSRAMのチェーンのが良いのでは?と思って取り付けました。
変速周りはシマノSLX & Deore 12sのミックス。ただし、ギアキャパシティは範囲外
変速周りは、比較的手頃なSLXのM7100シリーズで固めました。
ブレーキがSLXのBL-M7100なので、I-SPEC EVが使えるため、シフターはI-SPEC EV用のSL-M7100-IRです。リアディレイラーはちょっとグレードを下げてDeore 12sのRD-M6100にしました(安かったので・・・)。クランクはSLXのSuper Boost用のモデル。
これは購入した後に気づいたのですが、RD-M6100のギアキャパシティは、
- トップ:10T固定
- ロー:51T固定
- トータルキャパシティ:41T
となっています。
SHIMANO DEORE リアディレイラー シマノ シャドー RD+ 1x12スピード
PG-1230は11-50Tなので、トータルキャパシティは39Tで問題ないですが、ローとトップの歯数が固定というのは考えていませんでした。
この1Tの差がどう変速に出るのか・・・。
実際に組んでみた -> 普通に使える
この「シマノ12速コンポ・SRAMスプロケ添え」とも言えるミックスコンポ、実際に組んでみましたが普通に変速してくれます。
1〜4速あたりがややもっさり感がありますが、それ以外はスパスパと決まります。これは変速調整が追い込めてないのか、もしくは1Tの差の分なのか・・・。シマノの公式互換外の組み合わせということもあり、調整はちょっとシビアなのかもしれません。
また、組んでて感じましたが、MTBの12速はチェーン長がシビアです。
チェーンが短いと、プーリーケージに刻印されているシマノ規定の高さにBテンションボルトで調整できません。逆にチェーンが長すぎると12速の時にチェーンがプーリーとぶつかってしまいます。
MTBショップさんのブログでも紹介されていますが、12速はチェーンの駒数の数え方がこれまでと違うので、きちんとシマノの規定に合わせてチェーンカットをしないと変速がしっかり決まりません。
逆にそこさえ気をつけておけば、シマノ公式互換外ですが、シマノのMTB12速コンポにSRAMの12速スプロケを組み合わせることは可能だと言えるかと思います(互換する、とは言えませんが・・・)。
ということで、意外としっかり動いてくれている「シマノ12速コンポ・SRAMスプロケ添え」。
一旦運用してみてまたレポートしたいと思います。