ロードバイクのアップグレード

FULCRUM RACING 7のハブ・ベアリングを徹底洗浄する

長年の汚れの蓄積で泥が詰まってしまったFULCRUM RACING 7ホイールのハブ・ベアリングを、交換ではなく脱着せずにそのまま徹底洗浄する方法をまとめました。

公開日: 2021.1.25

FULCRUMホイールのハブはシールドベアリングで交換前提

FULCRUM RACING 7に限らず、FULCRUMのホイールは、ハブのベアリングがシールドベアリングになっていて、メンテナンスはベアリングの交換が前提です。

今回洗浄したFULCRUM RACING 7は、中古で買った時点で全く回転しない状態でしたが、簡易メンテナンスで一度復活させています。

しかし、汚れはまだまだ残っていて、グリスがまっ茶色になっていたので、今回はシールドベアリングを交換せずに、シールドベアリングを徹底的に洗浄してハブメンテナンスをしてみました。

FULCRUMホイールのシールドベアリングはどうやって洗浄する?

シールドベアリングは、名前の通りベアリングが密閉されているので、シマノのホイールのように、ベアリングのボールを取り出して汚れを拭き取ることが出来ません。シールドベアリングの交換にはハブからベアリングを脱着する専用器具が必要で、簡単に出来るものではありません。

シールドベアリングは本来メンテナンスフリーなのですが、汚れてしまうと厄介なパーツになってしまうのです。

今回は、

  1. パーツクリーナーで洗浄
  2. 綿棒で汚れを吐き出す
  3. 歯ブラシで汚れを掻き出す
  4. ウェットティッシュを詰め込んで汚れを取る

という「シールドベアリングを外さないでできる」方法を試しましたが、「ウェットティッシュを詰め込んで汚れを取る」が一番効果的だったので、この方法をご紹介します。

FULCRUMの正規のメンテナンス方法ではないので、ベアリングを痛めるリスクがあるので自己責任でお願いします。

FULCRUM RACING 7のシールドベアリングの洗浄方法

まず、洗浄に必要なものから。

  • ウェットティッシュ
  • 竹串
  • ハサミ
  • 時間と根気

これだけでOKです。

斜めに切った竹串でウェットティッシュを押し込む

まず、シールドベアリングの隙間にウェットティッシュを押し込むため、竹串を斜めに切ります。

斜めに切ると、シールドベアリングの隙間に入るようになるので、そこにウェットティッシュを押し込みます。イメージとしては、シールドベアリングの壁面に脱脂綿をギュッギュッと詰めるイメージです。

押し込んだウェットティッシュを回転させる

ウェットティッシュが詰まったら、ベアリングに沿って回転させます。

壁面に押し当てるイメージで回転させます。この時に竹串が折れて中に入ったり、ウェットティッシュが切れたりすると終了なので、力を入れすぎないように注意します。

ウェットティッシュを抜き取ると、かなり汚れが付いてきます。しかし、これでも汚れの数%くらいしか取れていません。

汚れや泥が固まっていたり、錆びていたりすると、なかなか汚れが着いてくれないことがありますが、その際は、パーツクリーナーを吹きかけると汚れが溶けてくれます。

ウェットティッシュは汚れの着いた部分だけをハサミで切って再利用します。

地道に根気強く続ける

あとは、この地道な作業を根気強く続けます。ウェットティッシュを詰める場所を一回ずつ変えると、ベアリングボール部分の洗浄も一緒に出来ます。

頃合いとしてはウェットティッシュに汚れがつかなくなった頃ですが、その頃にはベアリングカバーの銀色が見えてくるはずです。

ここまで綺麗になると、ベアリングカバーの壁面がスカスカになっているはずです。

ベアリングカバーが錆びているとここまで綺麗にシルバーが出ないこともあります。

ここまでやらなくても、ベアリングの回転はスムーズになりますが、ちょっとした汚れや泥があると、グリスに混じって回転が濁るので、この機会に徹底的に汚れを落としておくことをオススメします。一回やれば、後々のメンテナンスが楽になります。

綺麗になったらグリスアップして元に戻す

ここまで綺麗になったら、ほとんど汚れが取れているので、グリスをたっぷり入れてシールドベアリングのカバーを閉めます。

グリスはベアリングカバーの壁面にもしっかり当たるように押し込みながら注入します。


FULCRUM RACING 7のハブ・ベアリングを徹底洗浄する方法をみてきました。

短にあるものでも、時間と根気があれば、しっかりと洗浄が出来ました。FULCRUM RACINGシリーズのハブはシールドベアリングが多いので、他のモデルでも出来るかもしれませんが、あくまで自己責任でお願いします。