MTBのアップグレード

絶対に後悔しないMTB完成車、MTBフレームの選び方

MTBを買う前に見て欲しい、絶対に後悔しないMTB完成車、MTBフレームの選び方のポイントを解説しました。

公開日: 2023.4.17

MTBは「規格が多い」のに「選択肢が少ない」

まず大前提として知っておいて欲しいのが、MTBはいろんな種類があって規格もたくさんあるのに、完成車にしてもパーツにしても、それぞれの車体に合う組み合わせの選択肢はかなり少なくなります。

メジャーじゃない規格のMTBを買ってしまうと、ロードバイクのカスタマイズをやったことがある方からすると「どこをアップグレードできるの?」というくらい、選択肢がありません。

ただでさえ選択肢が少ないのですから、メジャーな規格のフレームを選んでおかないと、アップグレードで簡単に詰んでしまいます。

ブースト規格・テーパードコラムのMTBフレームがベスト

後々カスタマイズしたいのであれば、「ブースト規格&テーパードコラム」のMTBフレームはベストです。

なぜブースト規格?

MTBのフレーム規格は、

  1. クイックリリース(F:100 x 9mm、R: 135 x 9mm)
  2. スルーアクスル(F:100 x 15mm、R: 142 x 12mm)
  3. ブースト・スルーアクスル(F:110 x 15mm、R: 148 x 12mm)

の3つがありますが、現状のミドルグレード以上のMTB完成車はほぼ全てがブースト・スルーアクスル規格です。

となると、パーツメーカーも当然そこにフォーカスして製品を作っていくので、ホイールやフリーハブも良いものはブースト規格がほとんどになります。

ロードバイクなら、旧世代ホイールはクイックリリース(F:100 x 9mm、R:130 x 9mm)がほとんどで、最新のディスクホイールはスルーアクスル(F:100 x 15mm、R: 142 x 12mm)ですが、こちらは長いことクイックリリースの時代が続いたため、中古市場にも豊富に上位グレードのクイックリリースホイールが流通しています。

そのため、ロードバイクは今からクイックリリースの完成車を買ってもしばらくはリムブレーキのパーツが入手可能です。

MTBのクイックリリースとなると、新品の完組ホイールの選択肢は数個くらいが限度で、日本ではマイナーな自転車であるMTBの中古ホイールは流通が極端に少なくなります。つまり、ほぼアップグレードの選択肢がない状態になります。

非ブーストではないスルーアクスル規格は、リアがロードバイクのホイールが使えますが、今度はフロントの100 x 15mmアクスルという特殊なホイールの種類がグッと減ります。

そう考えるとMTB買うなら、フレーム規格はブースト規格がベストです。

テーパードコラム対応のフレーム

フロントフォークとフレームを繋ぐのがコラムですが、コラムにもコラムにも規格があります。

MTBに限らず、最近はロードバイクでもテーパードコラムが主流で、旧型のストレートコラムは滅多にみません。

テーパードコラムはフレーム側の規格にも影響するので、ストレートコラムのフレームにテーパードコラムのフォークは取り付けが出来ません。

では、なぜテーパードコラムを選ぶべきかというと、ストレートコラム用のフレームをサスペンションフォークを選ぶ際に、選択肢が極端に狭くなるからです。

MTBの代名詞でもあるサスペンションフォークは、メンテナンス次第で長く使えますが、消耗品という見方もあります。メンテナンスをする良いも新品を買った方が安いこともあるからです。

つまり、後々サスペンションフォークを購入しようとしても、テーパードコラムのモデルばかりで交換が出来ないという事態に陥ってしまいます。

その他のパーツは意外となんとかなる

MTBを楽しむためにアップグレードやカスタムというと、ハンドルやサドル、コンポなどのアップグレードがメジャーですが、こちらは規格が多少マイナーでも意外となんとかなります。

ロードバイクやクロスバイク用のパーツを流用することも出来ますし、旧世代のパーツでも組み合わせが出来ます。

フレームの規格がミドルグレード用だと、フレームだけをアップグレードできる

MTBを買ってみて、山遊びなどにハマったら、確実に上位グレードのモデルやフルサスモデルなどにアップグレードをしたくなります。

そうした際に、最初に買ったMTBをブースト規格で揃えておけば、完成車を新たに買うのではなくで、フレームだけを買って他のパーツを載せ替えるという手段を選ぶことができます。

例えば、アルミフレームからカーボンフレームのMTBへのアップグレードや、ハードテイルMTBからフルサスMTBへのアップグレードもフレームだけ載せ替えで可能になります。

こうした選択肢の広さは長くMTBを楽しみたいなら必須です。


ここまで指摘してきた内容は、今回筆者がMTBをバラ完してみて思ったことです。パーツを揃えようにも、ブースト規格・テーパードコラムでないものを探しても良いものが全然ないというジレンマがずっとありました。

最終的にはブースト規格・テーパードコラムのMTBフレームを購入したので、今後のアップグレードも先がある程度見えているのですが、MTBの完成車を買う時、MTBをバラ完するときは、「ブースト規格・テーパードコラムかどうか」は絶対にチェックすべきだと痛感しています。