ロードバイク乗りのためのGramin Instinctレビュー
ロードバイク乗りがApple WatchからGramin Instinctに乗り換えたので、ロードバイクで使う場合、サイコンの代替、日常使いの観点で、どうだったのかを徹底レビューします。
公開日: 2024.5.23
スマートウォッチの定番Apple WatchからGarmin Instinctに乗り換えた
スマートウォッチといえばど定番はApple Watchでしょう。日本市場の半分はApple Watchじゃないかというくらい定番です。定番で便利でかっこいいんですが、サイコンに安定して心拍データを送る方法がありません。ここがロードバイク乗りとしては欠点です。
一方で、サイコンに心拍転送ができるスマートウォッチで定番なのはGarmin。GarminのスマートウォッチはANT+/Bluetoothで心拍データを転送してくれます。
GarminのスマートウォッチというとForathelteあたりが定番で最上位はFenixですが、山・海系のアクティビティに最適なGarmin Instinctが個人的には良さそうということで中古で購入してみました。
元々Apple Watch使い(今も併用で使っている)ので、両方使ってた上でのレビューをします。
機能面の比較
まずはスペックシート上の機能面の比較をしてみます。
項目 | Apple Watch | Garmin Instinct |
---|---|---|
心拍転送 | x | ⚪︎ |
スマホ通知 | ⚪︎ | ⚪︎ |
ライドログ | ⚪︎ | ⚪︎ |
バッテリー時間 | 5時間くらい | 最大14時間 |
SUICA | ⚪︎ | x |
バーコード決済 | ⚪︎ | x |
アクティビティログという意味では、やはり専用のGarmin Instinctは強いです。ちなみに、Garmin Instinctの「バッテリー時間」はGPSを起動したモードでの時間で、心拍転送モードはGPSを使わないスマートウォッチモードでも使用可能です。しかも、心拍転送だけなら確実に14時間以上持ちます。
Garmin Instinctが弱い点は決済系でしょうか。Garmin Instinct 2にはGarmin Payが搭載されていますが、初代機にはありません。ただし、ライド時でも必ずiPhoneを携帯するので、iPhoneを出せば良いという判断もできます。
Garmin InstinctをApple Watchと比較してレビュー
スマートウォッチとしては「Apple Watch」
当然ですが、スマートウォッチとしての機能はApple Watchの方が上です。決済系も強いですし、それ以外にも乗換案内やマップによるナビなんかもApple Watchで出来ます(母艦のiPhoneが必須ですが)。
Garmin Instinctを付けていると「スマホの通知見づらいなー」「メッセージの返信ができないなー」「決済するときにスマホ出すの面倒だなー」など、細々したストレスがあります。慣れの部分ですが、Apple Watchに染まっている人ほど辛く感じそうです。
やはり、万能性ではApple Watchは強いです。
ライフログツールとしては「Garmin Instinct」
では、普段の行動や睡眠などをを記録するライフログツールとしてはどうでしょう。筆者はApple Watch 2台体制で24時間365日Apple Watchをつける生活をしていましたが、圧倒的にGarmin Instinctの方が上です。
まず、一番重要なのがバッテリーの持ち。
Apple Watchは最大で1日程度しか持たないため、睡眠ログまで取ろうとすると充電するか別のApple Watchに交換が必要です。しかし、Garmin Instinctはスマートウォッチモードなら14日持つので、付けたまま寝ている間も機能します。
しかも、本体が非常に軽いので(バンド込みで、本体だけのApple Watchより軽い)付けていても違和感がありません。
次に重要なのが、エクササイズログの手軽さ。
Apple Watchもエクササイズを記録できますが、自動記録は起動しない時があるし、エクササイズアプリの起動はタッチでやるのでグローブをする冬が面倒過ぎます。
Garmin Instinctは右上の「GPSボタン」を、
- 一回押してエクササイズ記録モード
- もう一回押して記録スタート
と、とにかく簡単でストレスがありません。
このおかげで近所の買い物でレベルでも、ライドログを取る気になります。
サイコンの心拍センサーとしては「Garmin Instinct」
心拍センサー自体の精度は医療機器レベルと言われるApple Watchの方が高い気がしますが、やはりサイコンとANT+、Bluetoothで接続できるGarmin Instinctは、ロードバイク乗りとしては万能すぎます。
ロードバイクの実走の時は、サイコンとペア、室内のローラー台でZwiftをやる時はPCとBluetoothでペアという感じで、自転車に乗っている時間のほぼ全てで心拍が取れます。しかも、取得したログはサイコンやZwift経由でStravaにアップロードすれば、全てのライドをStarvaで一括管理できます。
ちなみに、Garminの公式では心拍転送モードは「ANT+」と記載がありますが、Bluetoothでも接続できます。Garmin Instinctの場合は「Garmin Instinct apac」というデバイスとして表示されます。
サイコンの代替としては「Garmin Instinct」
ここまでくると、「もうサイコンなしで、Garmin Instinctだけあればいいんじゃない?」と思えてきます。
実際に、Garmin Instinctでライドをしていても、MTBならフラットバーなのでハンドルを握ったまま時速くらいはチラ目で確認できます。ドロップバーのロードバイクは角度的にちょっと厳しいですが、手首をひねれば確認できます。
Apple Watchはこれができません。なぜなら、「画面が消灯してしまうから」です。消灯させない設定もできますが、それをやるとバッテリーが2時間くらいしか持ちません。
Garmin Instinctは、GPSモードだと中古でも7時間くらいは持つかなぁという感じなので、半日ライドなら全然代替できます。ナビが弱いので、ロングライドはやっぱりサイコンが欲しくなります。
「ナビもするならApple Watchの方がいいじゃん」と思いがちですが、これは違います。なぜなら、「画面が消灯してしまうから」です。
自転車でナビを見る際は、走行しながらなので画面を凝視するのは危険です。サイコンでもその状況なのに「腕をあげて画面をつける -> 小さな画面で確認する」という二つの動作をすると、確実に5秒くらい前方を見れない時間が発生します。田舎道なら良いですが、都心の道路は死活問題です。
速度の出るロードバイクでは怖くてApple Watchではナビをする気にもなりません。
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ということで、ロードバイク乗りがGramin Instinctをレビューしてみました。
現在は電車に乗る時以外はGarmin Instinctに完全移行してしまうくらい満足していて、ロードバイク乗りの方には最適なスマートウォッチなんじゃないかなぁと思います。