MTBのアップグレード

SRAM & SENSAHで構成したSRAM系ミックスコンポの動作テスト

バラ完MTB用のメインコンポに互換性度外視の「SRAM & SENSAH ミックスコンポ」を試してみたので、きちんと変速するのか、調整方法などをまとめます。

公開日: 2023.4.16

SRAM & SENSAH ミックスコンポの構成

まずは今回試してみたSRAM系ミックスコンポの構成を確認してみます。

パーツ製品メーカー変速数
シフターSRAM SX Eagele 12速シフターSRAM12速
スプロケットSRAM NX PG-1130 11-42TSRAM11速
チェーンSRAM GX Eagle 12速チェーンSRAM12速
リアディレイラーSENSAH SRX ProSENSAH11速

シフター、チェーンはSRAMのEagleシリーズのなので公式互換です。

互換外は、スプロケットとディレイラーでどちらも11速モデル、ディレイラーはSENSAHのグラベル向けのモデルです。

動作するだろうと思った根拠

まずEalgeシリーズの同士の互換性は問題ないですが、その他でも「これは大丈夫だろう」と思っていた点は、

  1. チェーンは12速の方が細いはずなので問題ないはず
  2. SENSAH SRX Proはロー最大46Tなので、問題ないはず

というところでした。

逆に懸念点は、

  1. SRAMのシフターでSENSAHのディレイラーが正しく引けるか?
  2. スプロケットの1速あたりの間隔が12速と11速が同じか?

という点でした。

シフターとディレイラーの互換性については、SENSAHのSRX Proは1:1アクチュエーションレシオというSRAMの技術との互換性を謳っているので、問題ないと思っていました。SENSAHのエンジニアはSRAM出身者も多いということなので、その点も判断ポイントでした。

次にデスプロケットの1速あたりの間隔ですが、MTB系の12速は、11速と比較してフリーボディから2速分スポーク側に迫り出すデザインになっているので、こちらも移動幅は同じか、違いがあったとしても小さいだろうと考えていました。

実際に取り付けてみたところ、問題なく変速できた

さて、実際に取り付けてみましたが、普通に組み付けて、「11速だと思って」調整すれば、特別工夫もせず全く問題なく動作しました。

変速のスピードや精度については、普段使っているのがシマノということもあって、ややもたつく感じがしますが、これはSENSAHのディレイラー側の問題な気がします。SENSAHのディレイラーはややモタつくというレビューをよく見かけます。

シフターがなぜ1速まで巻き上げられなかった

組み付ける前に注意していたのは、12速シフターでロー側に多く移動量が残っていると、スプロケットとスポーク間にチェーン落ちしてしまうという最悪なトラブルが発生することでした。

ここは、ディレイラーのトップの移動範囲を11速までにして、仮に12速に入れても空打ちするようにして12速を封じることで対処しようとしていたのですが、普通にトップから11段変速だと思って調整して、ロー側の調整ボルトを11速で止まるように設定しただけで、シフターはそれ以上は重すぎてシフトダウンができないというという状態になりました。

シフター自体は、組み付け前にインデックスが12速(11回分クリック)があることは確認していますし、ロー側の調整ボルトを甘めに設定するとチェーン落ちしてしまうので、調整をしっかりすれば12速分移動できてしまうのかもしれません。

とりあえず、問題なくSRAM & SENSAH、そして12速 & 11速というちゃんぽん構成でも動作できました。

互換外ミックスコンポはあくまで自己責任で・・・

今回は、それぞれのパーツが中古で格安で手に入ったので、安めに仕上げるために試してみましたが、一見できそうな組み合わせでも動作しないケースもあるので、互換外ミックスコンポはあくまで自己責任でやる必要があります。間違ってもメーカーに質問してはいけません。

互換外ミックスコンポは失敗するケースもたくさんありますし、調整がシビアになってしまうこともあります。

今回の互換外ミックスコンポについては、個人的には調整はシビアではないと思っていますが、参考にしていただく際は自己責任でお願いします。