ロードバイクのアップグレード

【サイコンの心拍センサー化】Garmin Instinc初代の心拍転送モードのバッテリー持ち

Garmin Instinc初代の心拍転送モードで、ロードバイク・MTBのサイコン心拍センサーとして使った場合のバッテリー持ちを検証しました。

更新日: 2024.5.16公開日: 2024.5.14

自転車乗りに嬉しい「心拍転送モード」

Garminのスマートウォッチの一部モデルには、「心拍転送モード」というモードがあります。

スマートウォッチで常時取得している心拍数データをANT+やBluetoothで送信する機能で、普段使いのスマートウォッチをサイコンの心拍センサーとして使うことができます。

これの何が便利かというと、トレーニングに行く時や通勤・通学の際などに「わざわざ心拍センサーをつけなくて良い」という点です。

地味なポイントですが、ロードバイクやMTBに乗る時は準備が色々あるため、その準備の一つがなくなるというのは大きなメリットだったりします。

重要なのは「バッテリーの持ち」

スマートウォッチを心拍センサー化する上で一番重要なのが「バッテリーの持ち」。

例えば、ロードバイクで一日がかりのロングライドに行く場合は、ライド時間が10時間以上に及ぶことも多いため、一度の充電でどれくらい心拍センサーとして使えるかが重要になります。

5時間程度しか持たないなら途中で充電をする必要が出てくるため、ロングライドで使う人には不向きです。

通勤・通学で使う場合でも、スマートウォッチは通知などでも使われますから、心拍センサーとして使ったせいで重要なときにバッテリー切れとなったら、スマートウォッチの意味がなくなってしまいます。

Garmin Instinct(初代・非DUAL POWER)バッテリーの持ちを検証

ということで、今回Garmin Instinctを中古で入手したので、サイコンの心拍センサーとしてどれくらいバッテリーが持つのかを検証します。

Garmin Instinctは初代モデルで、ソーラー充電をしてくれるDUAL POWERではない、通常モデルです。つまり、Garmin Instinctシリーズの中でもバッテリーが一番弱いモデルです。

公式のバッテリースペックは下記の通り。

  1. smartモード:最大14日間
  2. GPS モード:最大14時間
  3. UltraTrac モード: 最大35時間

Garmin Instinctは単体でGPSデータを取得できるスマートウォッチですが、GPSモードとは「アクティビティをオンにした状態」のことです。smartモードは「アクティビティをオンにしていない、スタンバイ状態」のことで、GPSは使いません。

UltraTracモードは「アクティビティ時のGPS取得頻度を下げるモード」で、アクティビティ単位で設定します。アクティビティモード時にGPSデータの取得頻度を下げるとそれだけバッテリー消費が減るため、バッテリー持ちを伸ばすことができるモードです。

なお、Garmin Instinctの心拍転送モードは完全に独立しているため、アクティビティをオンにしないスタンバイ状態(smartモード)でも使用可能で、逆に、アクティビティをオンにしてGPSログを取りながら、心拍データ転送モードを使うことも可能です。

smartモード時: 50時間程度

まずsmartモードで心拍転送モードを使ってみました。

サイコンの心拍センサーとして使う場合、GPSログはサイコンが取得しているため、Garmin Instinct自体でGPSログを取得する必要はありません。となると、この「smartモード + 心拍転送モード」で使うケースが多いのではないでしょうか?

Garmin Instinctは、smartモードでも心拍を数秒に一回くらいの頻度で計測してようなので、心拍転送モードにすることで、心拍センサーのバッテリー消費はそこまで増えない様子です。

Garmin Instinctにはバッテリー残量の%表示がないため、目盛り単位(MAX・5メモリ)での検証ですが、心拍転送モードで10時間ほど心拍転送を続けて、目盛りが一つ減りました。

smartモードでの目盛り一つは公式スペックでは2.8日間分(14/5 = 2.8)ですが、筆者の個体は中古品でバッテリーが弱っている影響ため心拍転送モードを使っていない「通常smartモード時」は目盛り一つで1.5日(36時間)程度。「smartモード + 心拍転送モード」は、smartモードだけの時の1/4程度のバッテリー時間になるようです。

ただ、一回の充電で50時間は持つと考えたら、ライドで言えば1日10時間ライドを3〜5日連続でこなせるという計算。これなら心拍センサーとしては十分過ぎるのではないでしょうか?

GPSモード + 心拍転送モード時: 10時間未満

Garmin Instinctは、GPSモードでログを取りつつ、心拍転送モードで心拍データをサイコンに転送ができます。

このモードはかなりバッテリーを消費するので、2時間弱でバッテリーが1目盛り減る感じでした。つまり、本体で10時間未満というイメージです。

中古でバッテリー持ちが悪くなっている点を考えると、新品なら13時間程度は持つイメージでしょうか。GPSモードが最大14時間駆動なので、心拍データを転送するだけならそこまでバッテリーを使っていないのかもしれません。