状態の良い中古の105クランクを買ったらペダルがつけたままだった
近所の中古自転車屋さんで105のクランクFC-5800が格安で売っていたので買ったところ、つけたママだったペダルが固着(もしくは増し締めしすぎ)してました。
ペダルはかなり高めのトルクで閉めるんですが、それでもクランク単体でもしっかり力をかければ回るものです。しかし、こいつはうんともすんとも動きません。
前のオーナーさんもペダルを外して別々で売ったほうが高く売れるのに、敢えてそのままだったということは、おそらく外すのを断念したのではないでしょうか。
取れないペダルを外すためにやったこと
クレ556浸透作戦
まず、クレ556を数日かけて浸透させて見たんですが、これは全然ダメ。びくともしません。
ただ、この時点でクランクを車体に取り付けないで単体でやっていたので、それが原因だった可能性はあります。
ハンマー攻撃
続いて、ペダルレンチをひたすらゴムハンマーで叩く作戦をしました。
これも全然ダメです。この時点でもクランク単体でやっていましたが、感覚的にはハンマーはあまり効果ない気がします。これについては後述します。
最強ケミカル「ラスペネ」投入
続いて、固着したパーツに効く最も最強のケミカルと呼ばれるワコーズのラスペネを購入してみました。
ネットでは10分ほどの浸透で取れると書いてありますが、クランク単体でやった分には全然だめ。そのまま2日ほど浸透を繰り返しましたが、クランク単体では相変わらずダメでした。
ラスペネ浸透後のクランクを車体に取り付けて体重をかける
力が分散してしまっている感じがしたので、ここまできてようやく車体にクランクを取り付けて作業。
そうすると、左クランクについては、体重を乗せて力を込めたところするっと回転して外せました。
あの感覚は言葉では説明しづらいんですが、「回った」というよりも「滑った」という感じがあるため、おそらくラスペネが効いているようでした。やはり体重をかけるというのは大事ということがわかりましたね。
取り外したペダルのネジを見るとラスペネはかなり浸透していた模様(ペダルネジの8割くらいが浸透していました)。逆にグリスは全く塗られておらず、細かいサビとラスペネの液しかありませんでした。この状態で増し締めされていたら外れませんね。
一方で、右クランクについてはこの時点でまだ取れません。かなり体重をかけましたが、全然動きません。
ペダルレンチがあまり良くない気がしてきたので、WiggleでLifeLineのX-Tools Pro ペダルレンチを購入。こちらを使ったらあっさり外れました。
もしかしたら、ラスペネは要らなかったんではないかという気がしてきました。やはりきちんとした専用は必須ですね。
外れないペダルを作業するときはしっかりと体重をかけること
ペダルが外れない時の対処方法として、どうしてもケミカルに頼りがちですが、ケミカルと同じくらいしっかりと体重を乗せることが大事ということがわかりました。
ハンマーとかの一瞬の力を入れただけではだめで、グーっとジワーっと強い力をかけたほうが回る気がします。
ラスペネの効果はどうなのか?
さて、今回はラスペネという業務用のケミカルを使ったわけですが、この効果はかなりあったと思われます。
というのも、クレ556の時は噴射してもネジ部分にケミカルが溜まっているだけでしたが、ラスペネの場合は数十秒くらいで明らかに吹きかけたケミカルがネジの隙間に入っているのがわかります。スーッと液体が減っていくので見た目で明らかです。
液体が減っているということは中に浸透しているということですから、これはかなり効果があると言えます。
そして初めて体感した「ネジが滑る」という感覚。硬いネジを回す時ってある時点からクルっと回る感じはあるんですが、「急にスーッと滑る」感じはおそらくラスペネの効果でしょう。