ホイールを修理する際の注意ポイント
この半年ほどでジャンクな中古ホイールを4本ほど修理したので、ホイールを修理する際の注意ポイントをまとめました。
公開日: 2021.9.26
修理前にやっておきべきこと
ニップルは回るか?
結構重要なのがここ。ニップルが回らないと、フレが取れないやテンション出しができません。回らない、硬いニップルを強引に回してニップルが舐めて死んでしまうと、スポークを切って交換する必要があるので、一気に補修作業が大変になります。
修理前にしっかりとニップルが回るのかをチェックしてから始めないと、フレてる状態でニップルが舐めると走行不能になってしまいます。
補修パーツは揃うのか?
高級なホイールになるほど、おそらくここが一番の難関です。特に古いホイールだと入手性がかなり低くなります。
一般的なスポークとニップルで構成されているホイールは互換性が高くて選択肢が広いので良いのですが、エアロスポークなど特殊な形状、特殊な接続方法のホイールは、全て専用パーツになるので、メーカーからの取り寄せになります。
メーカーからの取り寄せだと代理店を経由しないとダメなこともありますし、そもそも値段がかなり高いので(スポーク2本で3,000円など)補修箇所が多いと新品のホイールを買った方が安くなることもしばしばです。
まずは、補修パーツの入手性や、価格を調べてから、修理するようにしましょう。
また、ハブも意外と厄介です。シマノのカップ&コーンのように、分解してベアリングボールをグリスアップすればメンテできるハブもあれば、フルクラムなどのようにシールドベアリングになっているハブもあるので、メンテナンスができるタイプなのかの確認も大事です。
専用工具は必要か?
これはホイールあるあるなんですが、意外と専用工具が必要なホイールがあります。
例えば、ニップルが特殊形状の場合、普通のニップル回しではすぐに舐めてしまいます。ニップルは一度舐めてしまうと終了なので、そこから芋づる式に修理パーツが増えていきます。
ですので、どこに専用工具が必要なのかを事前に調べて集めておくのも大事です。
実際に修理する時の注意ポイント
小さく始めよう
ホイールを手組みできるような人は別ですが、ホイール修理を初めてやるような人は、小さなところから少しずつ補修を初めて、ミスった時の影響を小さく始めるのがオススメです。
例えば、スポークが曲がってるのだとしたら「スポーク全部を交換するのでなく、曲がっているスポークだけを交換してフレを取る」とか、ハブの回転が問題なら「まずはハブの分解だけをやってみる」とかです。
ホイールは構造はシンプルなんですが、組み方を間違ったり、補修できないフレが出てしまうと修理に時間とコストがかかってしまうパーツなので、慎重に小さく始めるのがベストです。
不安になったらプロを頼る
ホイールの修理はプロでも経験が必要と言われる作業ですので、作業をやっていて「これ以上は危険かも(補修できないかも)」と思ったら、潔くプロに楽しみましょう。
工賃やパーツ代はかかるかもしれませんが、時間や労力、そしてホイールを1本ダメにしてしまうリスクを考えたら安いものです。