チューブレス非対応ホイール(シマノ・WH-MT500)をチューブレス化
チューブレス非対応ホイールである、シマノのWH-MT500をチューブレス化してみたので、作業方法とチューブレス化したレビューをまとめました。
公開日: 2023.5.8
※ 今回の作業はメーカー保証外の作業です。当サイトも責任を負えませんので、参考にされる場合は自己責任にて実施してください。
WH-MT500のスペック
今回テストしたWH-MT500は、シマノのMTB向けホイールでDEORE M6000シリーズのいわゆる鉄下駄ホイール。サイズは27.5インチ(650B)サイズのスルーアクスルモデルを中古で購入しました。
WH-MT500はチューブレス非対応のクリンチャーホイールなのですが、ネットでチューブレステープを装着すればチューブレス・レディ化ができるという情報があったので試してみました。
使ったパーツ
今回チューブレス化で使ったパーツは以下の通りです。
- ホイール:シマノ WH-MT500
- タイヤ:ミシュラン FORCE ENDURO 27.5 x 2.35
- チューブレステープ: WTB for i29(34mm幅)
- チューブレスバルブ: Stan's Notube
- シーラント: Stan's Notube シーラント
WH-MT500はリムの内幅が24mmなので、本来は29mm程度のチューブレステープを使うことが多いですが、手持ちに34mmのテープがあったのでそちらでテストしました。
テープの幅が広いので、リムのウォールまでしっかりとチューブレステープで密閉する形になっています。
実際のチューブレス化・作業
さて、チューブレス化の作業ですが、やったことは普通のチューブレスホイールのチューブレス化と同じです。
チューブレステープの貼り付け
まずはWH-MT500に標準装着されているクリンチャー用のリムテープを外して、WTBのチューブレステープをしっかりと貼り付けます。この時に、リムのニップルホールにバリがあるとテープが破れやすくなるためやすりがけをするそうですが、自分のWH-MT500は特別バリはなかったので省略しました。
注意したいのは、チューブレステープのバルブ用の穴。
ドライバなどで1mm程度開けて、バルブを押し込んで穴を広げる形にしないと、バルブ穴からシューシュー空気漏れが発生します。バルブ穴さえしっかり塞げば、チューブレステープがしっかりとエア漏れを防いでくれます。
タイヤ装着&ビード上げ
チューブレスタイヤは複数の対応をテストしましたが、ミシュランのFORCE ENDURO 27.5 x 2.35が一番WH-MT500のリムと密着度合いが高く、相性が良いと判断してこちらの組み合わせにしました。ちなみに、WH-MT500は2.40インチタイヤまで対応しています。
この組み合わせであれば、チューブレスの難関ポイント「ビード上げ」も、バルブ付近前後10cmほどだけ手でビードを上げておけば、ブースターなしでフロアポンプでビード上げが出来ました。数時間ならシーラント抜きの完全チューブレスでも大丈夫なレベルでした。
シーラント充填
経験上、これくらいのビードとリムがしっかり密着されてシーラント抜きでも空気漏れが遅い組み合わせであれば、大丈夫だと判断して、チューブレス化出来るだろうと判断しました。
ただ、数時間で抜けてしまうのではダメなので、最終的にシーラントを60ml入れました。シーラントは、Stan'sの規定では90mlくらい入れたほうが良さそうでしたが、重くなってしまうので下限の60mlにしました。ここは運用して調整して行こうと思います。
空気圧はタイヤ規定の下限である1.8barより少し高い2.0barに設定。高過ぎるとビードがリムから外れる可能性があるので、やや低めの設定です。
この状態で数日ほど空気圧もほぼ落ちずに運用できているので、おそらくチューブレス(レディ)化が出来たと思われます。
WH-MT500のレビュー
WH-MT500は、前後で2kgオーバーのいわゆる鉄下駄ホイールです。
グラベルタイヤなどの細いタイヤなら、タイヤ+チューブ+ホイールで3kgくらいに抑えることができますが、2.35インチなどの太いMTBタイヤを装着すると、タイヤ重量が1本700g近く、チューブが1本300g近くなるので、ホイールセットで4kgオーバーの激重ホイールになってしまいます。
ただ、今回のように非公式方法でチューブレス化すれば、チューブの分600gがシーラント120gに変わるので、3.5kgくらいでMTBホイールがセットできます。
前後で1.5kg程度の上位グレードMTBホイールでも、チューブドで使うと全部で3.5kgくらいの重量になってしまうので、前後で2.5万円くらいで購入できるWH-MT500をチューブレス化した場合と同じくらい。
あくまでメーカー保証外のカスタマイズになるので、本格的なMTBパークや山岳ルートを走るのは危険ですが、ちょっとした未舗装路や軽い林道を走る分には大丈夫じゃないかと思っています。
ホイール前後とチューブレス用パーツを入れても3万円くらいで、デザインも良く、メンテナンス性も高いMTBホイールセットが手に入ると考えると、かなりコスパの良いカスタムだなと満足しています。